その理屈はおかしい
こんばんは
新シリーズを始めました。
悩める青年がカウンセラーに相談している内に
自分のリズムを狂わせられて、
明るくなっていって「悩んでる事」がどうでもよくなる話です。
※このシリーズ続くかなぁ・・・
【人物紹介】
A・・・天才カウンセラー
いつもどこ見ているのかわからない。
理屈やだが、論点はよくずれる。誰よりも人を癒す力があるがよく煽る。
B・・・悩める青年
いつも何かに悩んでいる。
色んなカウンセラーを転々としているが効果がなく、最終的にAの所に行きついた。
【その理屈はおかしい】
B「はぁ・・」
A「なに?溜息?珍しいねぇ」
B「まぁ、社会人は色々あるんだよ」
A「これだけ言っとく。溜息をしてる時は話は聞かないから。」
B「えっ、なんでよ!」
A「いや、理屈にかなった心身の健全な働きだからだよ」
B「どういう事?」
A「溜息は深い呼吸でしょ?深い呼吸して自己調整してるって事」
B「ふ~ん。じゃあどんな時に話を聞いてくれるの?」
A「眠そうな時」
B「え!その理屈はさすがにおかしい!」
A「全然おかしくない」
B「いや、おかしい!眠たいんだったら寝かせるべきじゃないの?」
A「いや、寝る前に話を聞くんだよ!」
B「なんで!?」
A「深い意識に入ってるから本心を聞きやすいんだよ」
B「いや!疲れてるんだよ!寝かせて!?」
A「いや!寝かせない!」
B「いや、寝かせてよ!(笑)」
A「ここで寝たら大事な聞くタイミング逃してしまうよ!」
B「起きてる時でいいじゃん?」
A「その人に明日が必ず来るとは限らないから!」
B「ええっ!重症前提!?」
A「君も私も明日があるって保障はどこにも無いんだよ」
B「話の流れを無視した核心を付く言葉ですね!(笑)」
A「いやー笑ってる場合じゃないよ!」
B「それはさすがに笑う」
A「話を戻そう」
B「どうぞ」
A「私ならこう聞く「しんどい事あった?」はい!答えて!」
B「えっと・・実は仕事が多くて・・・」
A「そんな仕事辞めたらいいよ」
B「えっ!でも、仕事辞めたら周りに迷惑が・・」
A「うん!仕事辞めたらいいよ!」
B「いつもの出た!」
A「だって、しんどい時に助けてくれない人の方が無責任じゃないー?」
B「最近は社内カウンセラーがあるからそっちを勧めてるんだよね」
A「そう分かりつつ、君は私の所に来てくれてるわけだ!」
B「何急に嬉しそうに(笑)」
A「ところで、悩みは解決した?」
B「いーや!全然!!(笑)」
A「じゃあ寝る前にまた電話して?」
B「もうええわ!」