共感の本質と必要な理由
皆さん、こんにちは
今、自然災害が多くて辛い思いをしている方が沢山いらっしゃるかもしれません。
色んなものを失って途方に暮れている方もいるかもしれません。
それに、今すぐに気持ちを切り替える事はなかなか出来ずにいるかもしれません。
私はそういう人を目の当たりにした時、きっと何も言えないと思います。
例え思いやりを持った言葉を投げかけたとしても、相手の心を明るく照らすどころか
さらに追い打ちをかけてしまうだろうなと思ってしまうからです。
人間の心というのは今まで培ったその人の世界観によって構築されています。
その人をまるっきり理解する為には、その人の世界観を理解する必要があります。
結論から申しますとそれは不可能に近いです。
例えば、学校の場合、生徒と先生の世界観は全然違っていて見える世界が違います。
先生は学生を経験しているからある程度の理解はできますが、生徒は先生になった事がないので先生という世界観を理解することが難しかったりします。
さらに細かく言えば男性と女性だと世界観が違います。
男性が本質的に女性を理解したい場合、男性が女性に変わらない限り不可能です。
さらにさらに細かく言うと
男女共学のA高校の男子と男しかいないB高校の男子とでは世界観が全く違ってきます。
さらには育った環境、親との付き合い方、今まで思った事、感じた事、やって来たこと
完全に一致するケースというのはほぼありません。
それゆえに相手を完全に理解することはほぼ不可能です。
だからこそ、人には「共感」が必要なんだなと強く思います。
「共感」してるだけで心が開きます。
「あっ、この人なら話して大丈夫だ。」と安心感を与えてくれます。
昔電話対応をやったことがありますが、クレームや愚痴っぽい話になった時
いきなり諭すのではなく、徹底的に共感していたことがありました。
中には共感しにくい事もありましたが、共感できるよう努力していました。
「わかります。わかります。」と。
そうすると、話を聞くだけで終わることもありますが、ちゃんと話を聞いてくれるようになりました。
それだけ共感というのはものすごく安心感を与えてくれるんだなと心底実感しました。
ですから、もしそうった辛い立場にいる人がいたら、とにかく共感してほしいなと思います。