感情のコントロールが出来ない人が増えてる!?
最近、朝の通勤電車に乗っているとビックリするような光景に出合う事があります。
それは混雑している中、ストローを取り出してパックジュースを飲み始めた女性がいました。
あくまで飲むのは女性の自由なのですが、わたしの頭の中にあの嫌な光景が蘇ってきます。
あれは私が電車の座席にいた時、ちょうど目の前の人が汁ものの食べ物を食べていました。
ちょうど電車の揺れでその汁が座っている私にかかってしまったのです。
相手の男性は「あ~~ごめん」と軽く謝罪し、サッと去っていきました。
その時の私はすごくやるせない感じになったのを覚えています。
ですから、今回のジュースパックを飲む女性を見つけたらあんまり近くにいたくないなと思ってしまいます。
しかし、未然に防げるなら防ぎたい。
女性の方をジ――と見て視線で気付くか試しましたが全然気づきません。
顔の表情や仕草、服装からみてちょっとお水系の女性なので注意すると、
「これはキレられるな」と思い結局声をかける事が出来ませんでした。
情けない。なんてチキンハートなんでしょう。
こんな時にちょうどみつかる良い言葉もなく結局、
「無事飲み終えてくれ~~!」と願いながら乗り過ごしていました。
●注意されて認めて謝罪する人、キレる人の違いは?
最近は歩きたばこも注意するとキレて返す人が多いと聞きます。
じゃあなんでそんな事が起こっているんだろうと考えた時、
「脳の機能のどこかおかしくなってしまったんじゃないか」と思うようになりました。
思いつく具体的な場所は前頭前野です。
前頭前野は
「考える」「状況にあわせて判断する」「アイデアを生み出す」
「記憶する」「感情をコントロールする」「学んだ技術や智恵を生かす」等
人間が社会的に暮らす中で非常に重要な箇所になります。
さらに特に重要なのは「感情をコントロールする」事です。
ここが欠如していると、周りの迷惑とはあまり関係なく「やりたいことをやる」という衝動的な欲が強くなるんじゃないかなと思いました。
元々コントロールが出来ない人に注意したとしても「キレられる」という結果がほぼ目に見えているため、「近づかない」「離れる」といった選択がベストなのかなと思うようになりました。
●なんで「前頭前野が働かない人が多くなっている」のか
よく考えると日常生活の中で前頭前野を働かせていない可能性があるのかなと思いました。
一般的にはテレビを見ると前頭前野はあまり活性しないと言われています。
もちろんテレビ内容にもよると思いますが、
「考える」「状況にあわせて判断する」「アイデアを生み出す」「記憶する」
「感情をコントロールする」・・というプロセスに該当しません。
例えばここに「バナナを毎朝食べると痩せる!」という情報がでテレビで流れてて、
テレビでの検証もバッチリやって、さらに偉い先生のお墨付きとなれば、説得力は非常に強いもんです。
ですが、ここで大切な事がスッポリ抜けている事に気が付かなければなりません。
それは「納得」です。
「なんでバナナを食べると痩せるの?」
「バナナのどの成分がどういう働きをするの?」
「体質も習慣も人によって違うし個人差とかあるんじゃない?」等
ちゃんと考えて、検証して納得するプロセスがないと、恐らく前頭前野はキチッと働いてくれないんでしょう。
また昔、携帯電話が「今なら1円(0円?)です!」という謳い文句があって販売して非常にお得感を出していましたが、感情のコントロールが出来なかった人はそのまま飛びついてしまっているのかもしれません。
でも、前頭前野の働いている人なら「企業だからきっとどこかに利益になるポイントがあるだろうな。十分注意してちゃんと調べてみよう」という発想になるんじゃないのかなと思いました。
●読書をすると前頭前野が活性する理由
これは私の勝手な体感ですが物語系の本を読むと「状況にあわせて判断する」と「感情をコントロールする」という所が強くなった印象がありました。
なんでそうなったかと言うと、読む事で文章の前後や流れを考えて「状況を理解して判断していってる」感覚があったからです。
また、「感情をコントロールする」という所についてはどちらかというと「状況把握」「想像力」が強化された事でカバーできるような印象がありました。
一方、週刊誌やネット情報とかはどうなのかというと「息抜き」にはなりますが、根本的な前頭前野の活性化については実感が薄い気がします。
●「感情のコントロール」が効かない人の対応方法
まず、「あっやらかしそうだな」という人については
被害になりそうな人に声をかけて上手く誘導すればいいなと思いました。
要するに前頭前野がキチッと働いている人に理解してもらうのが一番安全で手っ取り速いかなと思いました。
私もそんなにまだ自信は持てる方法が少ないので、いい方法があれば是非教えてください。